若者の政権離れに危機感 特別チーム発足=韓国大統領府

【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)が若者に関する問題を扱う「青年タスクフォース(TF、特別チーム)」を発足させたことが29日、分かった。ソウル市長選と釜山市長選を含む7日の再・補欠選で20~30代の若者の政権離れが浮き彫りになったことから、若者とのコミュニケーションを広げ、関連の政策を整備する。  TFは李哲熙(イ・チョルヒ)政務首席秘書官をチーム長とし、高官ら約10人が加わる。  27日に初会合を開いたばかりで具体的な活動計画は未定だが、若者の関心が高い不動産問題や仮想通貨(暗号資産)問題を優先して扱う可能性が高い。新型コロナウイルスの影響などによる若者の就職難、採用プロセスの公平性問題も議論の対象になることが考えられる。  ただ、政府はこれまで若者に関する問題で目立った成果を上げられなかった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任期が残り1年ほどとなった今になって、ようやく若者問題を扱う独立機関を設置したのは遅すぎるとの指摘も一部にある。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/29/2021042980164.html

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