現代自動車G総帥が21年ぶり交代 モビリティー企業への転換加速

【ソウル聯合ニュース】韓国公正取引委員会は29日、現代自動車グループの実質的な支配者である「総帥」を鄭夢九(チョン・モング)名誉会長から息子の鄭義宣(チョン・ウィソン)会長に変更した。夢九氏は就任から21年で総帥の座を退き、昨年から進められてきた体制移行が完了した。  夢九氏は昨年3月に現代自動車の取締役会議長を、同10月にグループ会長職をそれぞれ譲り、名誉会長となった。今年に入ってからはグループ傘下の自動車部品メーカー、現代モービスの登記簿上の取締役からも退き、グループの経営から完全に手を引いた。  義宣氏への総帥変更は、夢九氏がグループ内の役職から全て退き、現代自動車と現代モービスの議決権行使を義宣氏に包括委任したことを受けて決まった。  また、公取委は夢九氏の健康状態からみて経営に復帰する可能性は高くないと判断した。  グループ内部では、既に昨年から義宣氏が主導する新事業の推進と安定的な経営権承継が行われていたため、公取委による総帥の指定は象徴的な意味として受け止められている。  義宣氏は対外的にも総帥として認められていることから、現代自動車グループは伝統的な自動車メーカーの枠から脱し、自動運転車、都市型航空交通システム(UAM)、ロボット事業、燃料電池車(FCV)など車を中心としたモビリティー企業への転換をさらに進めるとみられる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/29/2021042980190.html

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