米軍との連合作戦に備え? 台湾が軍事演習で英語を使用

 台湾が毎年実姉している軍事演習で、中国語だけでなく英語を使用したという。台湾の「自由時報」が29日に報じた。米軍の参観団はいなかったにもかかわらず英語を使用したのだ。有事の際に米軍と連合作戦を展開しなければならない台湾軍が、平素の訓練時から英語の使用に慣れるための措置だと解釈されている。 ■韓国が2021年世界軍事力ランキング6位、米国1位…中国は?  台湾は23日から30日まで七日間にわたり「漢光演習」を進めている。1984年に始まった漢光演習は、中国が台湾に侵攻した状況を想定して防衛態勢を点検する大規模演習だ。今年は実兵力を動員せず、コンピューターシミュレーションを利用した仮想訓練方式で行われた。

  米国はこれまで参観団を派遣していたが、昨年と今年はコロナのせいで参観団を派遣しなかった、と自由時報は伝えた。米軍参観団はいなかったが、台湾軍は今年、一部の訓練を中国語と英語の2カ国語を用いて進めた。自由時報は「演習の過程で将校らの英語能力を培い、(米国との)同盟作戦を経験してみるため」と分析した。

  このところ台湾近辺の海域では米軍と中国軍の艦艇が緊張感を演出している。中国は今月初めから空母「遼寧」機動部隊を動員し、台湾周辺と南シナ海で訓練を行った。すると米海軍は駆逐艦「マスティン」(DDG89)を派遣して近距離から追跡・偵察した。26日にはソーシャルメディア上で、「マスティン」と思われる米艦が中国の「遼寧」機動部隊の真っただ中に入り込んでいる衛星写真も公開された。

  中国国防省の呉謙報道官は29日の記者会見で「最近『遼寧』機動部隊が訓練を行う過程で、米軍の『マスティン』が近距離から偵察して中国側の訓練を甚だしく妨害し、航行と乗組員の安全を大きく脅かした」とし、「中国国防省は米国側へ厳重に抗議した」と表明した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/30/2021043080014.html

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