韓国大企業の正社員、1年で1万人減…サムスン電子は6千人増

 韓国の主な大企業の社員数が過去1年余りで約1万人減少したことが分かった。コロナで流通業を中心に人員再編が進められたほか、公募ではなく随時採用を導入した企業が増えた影響とみられる。

  企業評価サイトCEOスコアが売上高上位500社のうち社員数を公表した309社の今年1-3月の雇用状況を調べたところ、社員数は合計120万3835人で、2019年末に比べ9756人(0.8%)減少した。同じ期間に正社員の数は114万3018人から113万1308人へと1万1710人(1.0%)減少したが、非正社員の数は7万573人から7万2527人へと1954人(2.8%)増えた。雇用の質が悪化した格好だ。

  業種別では流通企業の正社員数が7938人(7.6%)減少したのが最も目立った。造船・機械・設備(3572人減)、自動車・部品(3193人減)、銀行(2843人減)、食品・飲料(1283人減)、建設・建築資材(1150人減)などでも正社員が1000人以上減少した。一方、コロナによる非対面特需で潤ったIT、電機・電子業種では正社員数が5708人(2.3%)増えた。

  企業別ではサムスン電子が正社員を最も増やした。サムスン電子の正社員数は調査対象期間に6358人(6.1%)増え、3月末現在で11万963人となった。COWAY(1703人増)、SKハイニックス(884人増)、サムスンバイオロジクス(777人増)、NCソフト(645人増)、ネイバー(617人増)、大韓航空(571人増)、SEEGENE(436人増)なども正社員を増やした。これに対し、ロッテショッピングは2768人(11%)、GSリテールは2678人(31%)それぞれ正社員を減らした。また、斗山(1366人減)、現代自動車(1303人減)、国民銀行(1254人減)、LG電子(1227人減)などでも正社員が1000人以上減少した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/27/2021052780001.html

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