台湾野球のレベルは低いだって? 台湾でプレーした投手たちが韓国でこんなに活躍するなんて

 ハンファ・イーグルスの先発投手ライアン・カーペンター(30)=米国=の今シーズンの年俸は50万ドル(約5400万円)で、外国人選手の中で最も低い。ハンファがカーペンターを割安な年俸で入団させることができたのは、彼が韓国プロ野球(KBO)リーグよりレベルが低いとされている台湾プロ野球リーグ(CPBL)出身だからだ。

  2018年と19年に米大リーグのデトロイト・タイガースで2勝8敗、防御率8.57と目立った成績を残せなかったカーペンターは2020年シーズンに台湾に渡り、楽天モンキーズでプレーした。昨年のCPBLでの成績は10勝8敗、防御率3.96だ。

  CPBLが「打高投低」傾向の強いリーグであることを考慮しても、4点近い防御率の投手が韓国で成功すると期待する声は多くなかった。しかし、その先入観をあざ笑うかのように、カーペンターは今季、ずば抜けた投球でハンファのエース役をしっかり果たしている。リーグで2番目に少ない得点支援(2.70)のせいで2勝3敗にとどまっているものの、防御率(1.69)と奪三振数(56)はリーグ2位だ。被安打率は1割8分3厘で、リーグで最も低い。

  カーペンターは「4チームだけのCPBLでは1年間に3チームしか相手がいなかった。同じバッターたちに何度も会うため、投手にとっては不利だった」「シーズン途中で公認球が2回変わったこともつらかった。韓国の公認球の方が私の手にはるかによく合う」と言った。左腕のカーペンターはピッチャープレートの一塁側を踏み、軸となる左足と、前に踏み出した右足が投球後に交差するような投球フォームで相手打者を翻弄(ほんろう)している。 ■韓国人が好きなスポーツ選手1位は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/28/2021052880075.html

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