【萬物相】東京五輪の運命

 石原慎太郎元東京都知事は「韓日併合は朝鮮人が望んだ」などの妄言に事欠かない。対象は韓国だけではなく米国、中国、女性など相手を選ばない。石原氏が東京都知事をしていた時に始めたのが東京五輪招致だ。15年前の日本国内候補都市決定時、情けない場面を目撃した。東京招致反対演説をした当時東京大学教授で在日韓国人の姜尚中(カン・サンジュン)氏に「怪しげな外国人」「生意気だ」など暴言を吐いた。それでも東京が候補都市に選ばれた。

  「1964年の東京五輪の栄光を再現しよう」とも言った。過去指向的なスローガンに、日本国民は気乗りしなかった。そのせいで2016年の五輪開催地選定では落選した。こうしたムードを2011年の東日本巨大地震が変えた。「(1964年の東京)五輪によって(第二次世界大戦)敗戦から復興した。大震災からも復興しよう」。安倍政権の支援により、石原氏の「アゲイン1964年」が復活した。80%の国民が五輪招致を支持した。

  政治的な誕生のせいだろうか。紆余(うよ)曲折が実に多い。世論は再び反対に回った。最近の世論調査で、日本国民の70-80%が開催に反対したという。26日付朝日新聞の五輪反対社説の一部は次の通りだ。「選手と関係者で9万を超す人が入国する。無観客にしたとしても、ボランティアを含めると十数万規模の人間が集まり、活動し、終わればそれぞれの国や地元に戻る。世界からウイルスが入りこみ、また各地に散っていく可能性はぬぐえない」 ■「新型コロナに対する不安」韓国が世界14カ国で1位、日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/27/2021052780021.html

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