文大統領 与野党代表に韓米首脳会談の結果説明=超党派協力要請
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、青瓦台(大統領府)で与野党5党の代表と昼食を兼ねた会合を開き、韓米首脳会談の結果を説明し、「国会の超党派の協力を期待し、会談の成果をしっかり生かせるよう政界が知恵を集めてほしい」と呼び掛けた。 会合には与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表、保守系最大野党「国民の力」の金起ヒョン(キム・ギヒョン)代表権限代行兼院内代表、進歩(革新)系野党「正義党」の余永国(ヨ・ヨングク)代表、中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表、与党系「開かれた民主党」の崔康旭(チェ・ガンウク)代表が出席した。 文大統領は21日(現地時間)に米ワシントンでバイデン大統領と初の首脳会談を行い、新しい韓米同盟の方向性などを盛り込んだ共同声明を発表した。 文大統領は「韓米同盟が絶えず発展しているという事実を再確認する意義深い機会だった」と評価。「期待以上の成果があった」として、「安全保障、平和協力を強化し、経済と技術、(新型コロナウイルス)ワクチン、気候変動など全分野で協力の幅と深さが大きく拡大された。韓米同盟が包括的な同盟に発展した」との認識を示した。 北朝鮮問題については、「朝鮮半島平和プロセスを進展させられる確固たる共感が形成された」とし、「共同声明に朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和構築を共同目標として明示し、実現するための外交・対話の出発点として(米朝首脳による)シンガポール宣言と(南北首脳の)板門店宣言を明記したのは大きな意味がある」と述べた。その上で、「従来の南北、朝米(米朝)合意の土台の上で対話を再開し、平和の時計をまた回せることになった」と話した。また、「米国が北担当特別代表を任命したのは北に対話再開を要請したのと同じだ。北も応じることを期待している」と述べた。 首脳会談で韓国軍のミサイルの射程などを制限するミサイル指針の撤廃で合意したことにも言及🅂し、「韓米同盟の強固さを対外的に誇示する象徴的で実質的な措置」だとし、「宇宙産業発展の道を切り開いた」と評価した。 新型コロナウイルスのワクチン協力に関しては、「非常にうれしい成果」として、「米国の技術力と韓国の生産能力を結合し、世界のコロナ克服に寄与したいとの両国の意志が集まったもの」と強調。「世界的なワクチン企業の協力も確保し、実践力を持つことになり、われわれのワクチン確保の安全性も大きく高まった」とし、「米国が55万人の韓国軍にワクチンを支援することにしたのは韓米同盟を重視した意義深いプレゼント」と説明した。 また、「半導体やバッテリーなど中核産業の供給網を巡る協力強化はわれわれのトップ企業が米国に進出し、グローバル供給網との連携を強化するもので、協力企業の進出、部品・素材輸出、雇用拡大など連鎖的な効果ももたらす」との見通しを示した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/26/2021052680154.html
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