文大統領が拡張的財政の必要性強調 「少なくとも来年までは」
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日、国家財政戦略会議の冒頭で「拡張的財政を求める意見と財政健全性を重視する意見が食い違っているが、少なくとも来年までは景気の確実な回復と新型コロナウイルスによる格差解消のため拡張的財政基調を維持する必要がある」と述べた。 この日の会議は、中期的な財政の方向性と2022年度(1~12月)の予算案編成を話し合う目的で開催された。 文大統領は「政府債務はハイペースで増加しているものの、他の国々に比べて増加幅は小さく、財政健全性は良好な方だ」とし、韓国は「他の先進国に比べて財政余力があると評価されている」と説明した。 また、「拡張的な財政運営により経済が回復し、今年の税収が大幅に上向き、むしろ財政健全性の管理に役立っている」と述べ、「こうした財政投資の好循環の効果を高めていくべきだ」と言葉に力を込めた。 文大統領は、積極的な財政支出が呼び水となり、韓国は主要先進国に比べて経済が急速に回復しているとしながらも、雇用の二極化はなお大きく自営業者の経営難も解消されていないと指摘。「こういうときほど財政の役割が重要だ」と重ねて強調した。 財政効果を最大限に高めるにはタイミングが重要だとし、今年度の予算を迅速に執行することに加え、補正予算を組む可能性にも言及した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/27/2021052780156.html
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