ワクチン接種の足引っ張る日本ならではの事情

 東京五輪開幕まであと2カ月の日本が新型コロナワクチン接種遅延で大苦境に陥っている。オックスフォード大学が運営する「Our World in Data(データで見る私たちの世界)」によると、日本で1回以上ワクチンを接種した人は24日現在で全人口の5.2%に過ぎないという。これは全世界平均の半分だ。新型コロナ流行拡大の勢いを抑え切れていない状態で、ワクチン接種のペースも上がっていないことから、国際社会では日本と距離を置こうというムードが鮮明になっている。米国務省は日本国内の新型コロナウイルス感染状況が深刻だとして、日本への渡航警報レベルを最高レベルの「渡航禁止」に引き上げた。ワクチン契約が早かった日本が、なぜ実際の接種では苦戦しているのだろうか。

  毎日新聞によると、日本の専門家たちは長くて複雑なワクチン承認手続きを最大の障害だと指摘しているという。最初のボタンをかけるところから遅れていたということだ。厚生労働省は海外で開発された新型コロナワクチンについても日本人を対象にした臨床試験結果を要求した。最も早く許可が出たファイザー製ワクチンの場合、日本人160人を対象にした臨床試験の結果を提出して許可を受けるのに約2カ月かかった。モデルナ製ワクチンは2カ月半、アストラゼネカ製ワクチンは3カ月以上かかった。韓国の場合は自国民の臨床試験が必要なく、特例承認も40日以内で終えている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/27/2021052780019.html

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