文大統領「韓米連合訓練は米国と時期や方式を協議して決定」

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、韓米連合軍事訓練について「米国と協議を行いながら、訓練の時期・方式・水準について慎重に決定する」と述べた。文大統領はこの日、与野5党の代表を青瓦台(韓国大統領府)に招いて行った昼食会兼懇談会で「コロナのため、かつてのように多くの兵力が対面での訓練を行うことは、条件的に見て難しいだろう」とした上で、上記のように述べた。正義党の余永国(ヨ・ヨングク)代表が「連合訓練の取り消しや延期によって南北対話の糸口をつかむべきだ」と求めたことへの回答だった。文大統領はさらに「訓練取り消し」ではなく「対面での訓練」に言及したことから、今年8月に予定されている韓米連合訓練の期間中に屋外での実動訓練(FTX)が再開される可能性もささやかれている。

  韓米両国は2018年6月の朝米シンガポール会談以降、3年連続で連隊クラス以上の屋外実動訓練を行っていない。このような流れが今月21日の韓米首脳会談をきっかけに変わりつつあるとの見方もある。米国のバイデン大統領が韓国軍55万5000人以上へのワクチン支援を約束したことで、コロナの感染状況に関係なく屋外で大規模訓練を行う条件が整ったということだ。外交関係者の間からは「韓国軍への米国によるワクチン提供は連合訓練再開に向けた措置」との見方も出ている。来月就任する在韓米軍のラカメラ司令官指名者は今月18日、米議会上院軍事委員会での公聴会で「実際の訓練はコンピューター上の模擬訓練よりもはるかに良い」と証言した。ある外交筋は「8月までにワクチン接種を終え、コロナ感染拡大のリスクがなくなれば、米軍との実動訓練が拡大して行われることもあり得る」との見方を示した。 ■韓国が2021年世界軍事力ランキング6位、米国1位…中国は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/27/2021052780054.html

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