ポスコがリチウム国産化へ 韓国南部に年産4万3千トンの工場着工
【ソウル聯合ニュース】韓国鉄鋼最大手のポスコが26日、南部・全羅南道の光陽で電気自動車(EV)電池の正極材の原料となる水酸化リチウムの工場を着工した。2023年に完成させ、年産4万3000トン、EV100万台分に相当する水酸化リチウムを生産する計画だ。 ポスコは、これまで全量輸入に頼っていたリチウムを国産化し、国内の二次電池材料産業の競争力を引き上げる戦略を描く。同事業のため、鉱石から水酸化リチウムを抽出する生産会社、ポスコリチウムソリューションを別法人として先月発足させた。 ポスコリチウムソリューションがこの日着工した水酸化リチウム工場は、光陽にある産業団地内の19万6000平方メートルの用地に7600億ウォン(約740億円)を投じて建設される。主原料のリチウム鉱石はオーストラリアの企業などから供給を受ける予定だ。 正極材の原料となるリチウムは炭酸リチウムと水酸化リチウムに分けられるが、これまで二次電池業界では炭酸リチウムを主原料とする正極材を生産してきた。最近になってEVの走行距離を伸ばすための二次電池技術が発展し、ニッケル含有量80%以上の正極材が開発され、これに使われる水酸化リチウムの需要も高まりつつある。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/26/2021052680166.html
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