現代自動車、 旧型G80・グレンジャーIGなど71万台リコール

 現代自動車のジェネシスG80やグレンジャーを対象に、大規模リコールが実施される。韓国政府の国土交通部(省に相当)は27日、現代自・起亜、韓国GMなど8社が販売した22車種、71万4720台で製造上の欠陥が見つかり、是正措置を取ると発表した。

  現代自が2013年に発売した旧型G80と16年に発売したグレンジャーIG、15年に発売された起亜スポーテージとK7の計4車種70万582台は、電子制御油圧装置(HECU)で同一の欠陥が見つかった。内部でショートが発生した場合、ヒューズ(過電流遮断装置)が溶けて電流を遮断しなければならないのに、きちんと作動せず火災が発生する可能性があるのだ。HECUはブレーキ、車体の姿勢、駆動力を統合制御する装置だ。現代自は不良ヒューズの交換サービスを行う予定。

  韓国GMが16年から19年にかけて販売した電気自動車「ボルトEV」9476台は、バッテリー火災の可能性によりリコールされる。LGエナジーソリューションが梧倉工場で作ったバッテリーを搭載したこの車は、まだ韓国国内で火事を起こしたことはないが、米国で5件の火災が発生した。昨年11月に充電率を90%に下げる臨時措置を取ったが、今回はバッテリー点検を行った後、異常な変化があるバッテリーは交換する。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/05/28/2021052880002.html

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