中国の映画館街、13億元かけた『長津湖』など愛国主義映画が占領

 中国では来月1日の中国共産党結党100周年記念式を前に、愛国主義映画が多数、上映されている。中国共産党の正当性を強調し、映画を通じて国民の愛国心を鼓舞することを目標に、愛国・愛党文化事業に力を注いでいるのだ。 ■世界報道自由度ランキング韓国42位、中国177位、日本は?  来月1日から中国で上映される新作商業映画の数々は、堂々と愛国主義映画を標ぼうしている。映画『革命家』は中国で初めてマルクス主義を取り入れ、中国共産党結党の理念的基礎を提供し、北京大学教授を務めた李大釗の伝記映画だ。同じ日から上映される『1921』はサブタイトルが『2021年の結党100周年に献納する映画』で、中国共産党が1921年7月23日に上海のフランス租界地で第1回党大会を開く過程を描いた。9日に公開される『中国医師』は新型コロナウイルス流行下で大活躍した中国の医療従事者たちを英雄として描く映画だ。新型コロナウイルスの起源地と見られている武漢に派遣された医療従事者たちの実話を描いたと宣伝されている。

  6・25戦争(朝鮮戦争)で中国と米国の戦闘を描いた大作映画『長津湖』も公開日程を控えている。1950年、米海兵隊第1師団1万2000人が(現・北朝鮮)蓋馬高原の長津湖で中国軍の待ち伏せ作戦にかかった出来事を描いたものだ。米軍は結局、17日目に中国軍の包囲網を破ったが、中国ではこの戦いを米国の敗戦と規定する。この映画の製作費は13億元(約223億円)が投入され、スター監督3人が共同でメガホンを取った。

  中国国営の日刊紙・環球時報は「抗米援朝(米国に対抗し、北朝鮮を支援した戦争という意味で、6・25〈朝鮮戦争〉の中国式表現)や抗日戦争を描いた映画など22本の『主旋律(党と国家を宣伝するジャンル)映画』が再公開される計画だ」と報道した。再公開される映画には、中国における過去最高のヒット作『特殊部隊戦狼2』(2017年公開、日本語タイトル『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』)も含まれている。この映画は「中国版ランボー」がほかの国を危機から救うというストーリーだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/28/2021062880008.html

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