ソウル郊外で行方不明の高3、1週間後に山中で遺体発見

 今月22日に下校途中に行方不明になった京畿道城南区のキム・フィソンさん(18)=ソヒョン高3年=が28日午前、学校から約3キロ離れた山中で遺体で見つかった。行方不明になって1週間が経過していた。 ■韓国の2019年自殺率OECD1位、TOP10は?  警察は同日午前6時半ごろ、盆唐区セマウル研修院周辺の山中の遊歩道近くでキムさんの遺体を発見した。外傷はなく、行方不明になった当時の足取りからみて、自殺を図ったとみられる。

  警察によると、捜索に投入された民間の特殊捜査犬がキムさんの遺体を発見し、現場での鑑識作業の後、病院に搬送された。キムさんは行方不明になった当時の制服姿で真っ直ぐに横たわっていた。現場には所持品が残されていたが、遺書はなかった。警察は死因などを具体的には明らかにしていないが、窒息死とされる。警察は「他殺など犯罪の可能性は確認されなかった」とし、正確な死因を確認するため、遺族の同意を得て、国立科学捜査研究院に司法解剖を求める方針を明らかにした。

  キムさんは今月22日、「夜間自習をして、夜9時ごろ帰る」というメッセージを最後に帰宅しなかった。捜索願を受け、警察はキムさんの身元や写真を公開し、捜査を本格化した。調べによると、キムさんは22日午後4時50分ごろ、学校裏のコンビニエンスストアでバスのICカードにチャージを行い、従量制ごみ袋も購入した。キムさんの携帯電話を分析した結果、キムさんが親しい人に進路問題で悲観する内容のメッセージを送っていたことも確認された。

  警察はキムさんが同日午後5時40分ごろ、ソヒョン駅からマウルバス(コミュニティーバス)に乗り、セマウル研修院で下車したと推定している。周辺のバスのブラックボックスを分析し、キムさんが同日午後6時ごろ、セマウル研修院の正門前の道路を歩いている姿が確認されたことから、警察は一帯を集中的に捜索していた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/29/2021062980005.html

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