イカ大漁で港に活気 /浦項

 これまで中国漁船が一網打尽にしてきた影響で一時は漁獲量が大きく減少し「金のイカ」と呼ばれたイカが今年に入って東海岸に押し寄せている。漁獲量が昨年に比べて2倍、例年の3倍を上回る大漁となっているのだ。 ■韓国人が最も好きな海産物2位はサバ、イカは?  慶尚北道浦項市の九竜浦水産組合によると、最近は浦項沖合など東海岸にイカの群れが押し寄せ、1日平均5万-6万匹の漁獲量を記録しているという。九竜浦水産組合の関係者は「特に今月に入って漁に出たイカ釣り漁船は一隻当たり少ないときで1000匹、多いときは5000匹ほど水揚げしている」と伝えた。また水揚げされたイカは商品価値の高い150-170グラムほどの中間サイズだという。この日午前、30隻のイカ釣り漁船が水産組合に委託販売したイカは7万匹以上で、4月に漁が解禁されてから最も多かった。

  九竜浦水産組合のキム・ジェファン組合長は「わずか2-3年前まで東海の沖合ではイカが根絶やしにされそうなほど漁獲が減ったが、今年は浦項や蔚山沖合だけでなく鬱陵島、独島近くの海域にもイカの群れが押し寄せている」「独島周辺にイカの群れが形成されたのは40年ぶりのことだ」と説明した。韓国海洋水産開発院(KMI)水産業観測センターの資料によると、今年4月に1万96トンだったイカの漁獲量は先月には2万5729トンと2.5倍に増えた。昨年5月(1万842トン)と比べても2倍以上、例年(7392トン)に比べるとほぼ3.5倍となる。

  鬱陵独島海洋技術院のキム・ユンデ博士によると、東海のイカ漁場は冷たい海水と暖かい海水がぶつかる境界で主に形成されるが、今年5-6月は海水温がイカ漁に都合の良い15-20度を維持しているという。慶尚北道環東海地域本部のソン・ギョンチャン本部長は「中国漁船がイカの通り道といわれる北朝鮮の恩徳漁場から早期に撤収し、また北朝鮮漁船が漁に出ていないこともイカの漁獲量が増えた原因だろう」との見方を示した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/28/2021062880045.html

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