韓国の新規コロナ感染者794人 68日ぶり高水準=防疫措置緩和に不安

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は30日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から794人増え、累計15万6961人になったと発表した。市中感染が759人、海外からの入国者の感染が35人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(595人)に比べ199人多く、4月23日(797人)以来、68日ぶりの高水準となった。  新規感染者数はここしばらく300~600人台で推移してきた。週末に検査件数が減少する影響で週前半の感染者数は少なめ、週後半は増えるというパターンで、増減はあるもののおおむね600人台までにとどまっていた。  だが、先週から首都圏を中心にクラスター(感染者集団)が続出し、新規感染者の増加ペースが上がり始めた。7月1日からは新型コロナの感染防止策「社会的距離の確保」の改編に伴い全国的に防疫措置が緩和される予定で、防疫当局が神経をとがらせている。  新たに確認された市中感染者759人を地域別にみると、ソウル市が368人、京畿道が234人、仁川市が29人で、首都圏が計631人と全体の83.1%を占めた。8割を超えるのは3月7日以来。  首都圏以外の地域では、大田市が26人、慶尚南道が16人、江原道が14人、釜山市が13人、大邱市が11人、全羅北道が10人、忠清南道が8人、全羅南道が7人、光州市が6人、忠清北道が5人、蔚山市が4人、世宗市と慶尚北道がそれぞれ3人、済州道が2人だった。  語学講師の集まりに端を発した集団感染は、京畿道内4市と仁川市の語学学校、計6カ所に広がった。これに関係するソウル市麻浦区の飲食店も合わせて感染者は延べ162人となった。  京畿道では利川市内の寮付きの予備校(計14人)と光明市の卓球同好会(計12人)で新たなクラスターが起きた。蔚山市では職場(18人)の集団感染が報告された。  一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは35人だった。このうち17人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの18人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。  死者は前日から1人増えて計2018人となった。韓国国内の平均致死率は1.29%。重篤・重症患者は3人減り、149人となっている。  29日の検査件数は2万3331件で、前の日に比べ1万1481件少なかった。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/30/2021063080111.html

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