【萬物相】東海でイカ大漁

 イ・ジュンイク監督の映画「茲山魚譜」には黒山島に島流しとなった丁若銓(チョン・ヤクチョン)が島に住む少年チャンデにイカについて質問するシーンが出てくる。「これは捨てるのか」という質問は多くの場合その逆、つまり「捨てるな」と伝えたい意図がある。丁若銓は「茲山魚譜」でイカのさまざまな使い道について説明する。例えば止血剤として使えることなどはその典型だ。イカの骨の粉を傷口に付けると炭酸カルシウム成分が血を固める。「東医宝鑑」を書いたホ・ジュンは「イカの肉は女性の月経を正常に戻し、長い間食べ続ければ精が付き子供ができるようになる」と説明した。

  最近はイカについて高タンパク・低カロリーの上に、疲労回復に効果のあるタウリンが牛肉の16倍も含まれていることが分かった。これだけでも「食べる強壮剤」と言えるが、その味もまた非常に優れている。「茲山魚譜」では「味はとろけるように甘く刺し身や干して食べるのが良い」と説明されている。少しだけゆでてから酢が入ったコチュジャンに付けて食べれば自然とよだれが出てくる。あるいはスープ、煮込み、天ぷら、あえ物、炒め物、腸詰め、焼き肉、どんぶり、さらにはバター焼きに至るまでイカはどんな調理法にもよく合う。骨がないため魚嫌いの人でもイカは好きという人も非常に多い ■韓国人が最も好きな海産物2位はサバ、イカは?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/29/2021062980069.html

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