金正恩氏が幹部を批判 「防疫対策怠慢で重大事件」

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が新型コロナウイルスの防疫部門で重大な事件が発生したとして、幹部たちの無能と無責任さを叱責した。  朝鮮中央通信は30日、「朝鮮労働党中央委員会政治局は一部の責任幹部の職務怠慢行為を厳重に取り扱い、全党的に幹部革命の新たな転換点を設けるため29日、党中央委員会本部庁舎で拡大会議を招集した」と報じた。  会議を主宰した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党総書記)は、世界的な保健危機に備えた対策を講じる上で責任幹部たちが党の重要決定の執行を怠け、国家と人民の安全に大きな危機をもたらす重大事件を発生させたと批判した。  また、この日の会議では政治局常務委員、政治局委員、候補委員、党中央委員会書記を呼び出し選挙を行い、国家機関幹部の異動と任命を行った。  しかし、具体的な内容を公開しなかったため、政治局常務委員のうち誰が解任されたか注目される。  現在、政治局常務委員は金正恩氏、崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長、趙甬元(チョ・ヨンウォン)党書記、李炳哲(リ・ビョンチョル)党中央軍事委員会副委員長、金徳訓(キム・ドクフン)首相の5人。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/30/2021063080020.html

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