韓美薬品、STファーム、GC緑十字がmRNA ワクチン開発へ

 韓国の医薬品メーカーが新型コロナウイルスのmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの開発に向け提携した。7000億ウォン(約684億円)を投資し、来年1月までに1億回分を生産することが目標だ。 ■世界競争力ランキング10位は米国、中国20位、韓国23位、日本は?  保健福祉部と韓国製薬バイオ協会は29日、韓美薬品、STファーム、GC緑十字が主軸となり、韓国革新医薬コンソーシアムが支援する「次世代mRNAワクチンプラットフォーム技術コンソーシアム」を結成したと発表した。韓国革新医薬コンソーシアムは新薬の開発と投資のため、製薬・バイオ企業56社が出資して結成したコンソーシアムだ。韓国の製薬業界が協力し、生産体制を整え、ワクチンの自給と海外輸出の基盤を構築する狙いだ。

  韓美薬品、STファーム、GC緑十字はそれぞれ、新薬開発、現役生産、ワクチン製造分野で強みを持つ製薬会社・各社がコンソーシアムを結成し、2年以内に自力でmRNAワクチンの開発から原料、完成品の生産まで達成することを目指す。

  今回発足したコンソーシアムは2022年までに国産mRNAワクチン技術を確立し、全国民が1人当たり2回の接種を受けられる1億回分のコロナワクチンを生産する計画だ。23年までにmRNAワクチンの大量生産体制を整え、10億回分以上を生産。海外輸出も推進する。25年にはmRNAワクチン技術を利用し、抗がんワクチン、次世代の革新的新薬も開発していく。

  主軸3社は臨床試験、原材料、量産設備構築などに7000億ウォン以上を投資する予定だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/30/2021063080006.html

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