コロナ耐性ランキング、韓国は10位から23位に後退

 ブルームバーグによる「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」で韓国は先月の10位から7月に入って23位に後退した。ブルームバーグ通信が28日(現地時間)に報じた。ブルームバーグが昨年11月から毎月発表しているこのランキングはコロナの感染率、死亡率、移動の自由、ワクチン供給・接種、社会的・経済的混乱などの12項目を独自で集計し、世界53カ国の主要国がパンデミックにいかに対処しているかを評価したものだ。

  韓国の順位は先月から13位後退し、ギリシャ(21位)、サウジアラビア(22位)に続く23位となった。ブルームバーグは「韓国は一時厳格な封鎖を行わずコロナの感染拡大を防いで称賛を受けたが、ワクチン接種の遅れや集会を厳しく禁止するなどして順位が落ちた」と説明した。

  1位は先月11位だったノルウェーとなった。ノルウェーは人口の48%がワクチン接種を受け、新規の死亡者数はほぼなくなり、一部の外国人旅行者に国境を開放するなど複数の指標で高得点を得た。2位はスイス、3位はニュージーランドだった。フランスはワクチン接種率が1カ月で2倍となり、順位が4位へと1段階上がった。

  先月1位だった米国は5位に後退した。ブルームバーグは「7月の順位変動にはワクチン接種とそれに伴うウイルス抑制効果が反映された」とした上で「米国は一時高いワクチン接種率と新規感染者数の減少、早期の封鎖解除などで高い順位にあったが、最近になって接種率が上がらずデルタ株の影響で感染が再び拡大する岐路にある」との見方を示した。

  評価対象の国の中で最下位はインドネシアだった。インドネシアは28日だけで新規の感染者が4万7791人を記録するなど、最近になって感染者数と死亡者数の両方が増加している。

  ブルームバーグは「順位が高い状態を維持している国々を分析したところ、ほとんどが政府に対する信頼が高かった」「これまで9回行った評価で6回1位となったニュージーランドの場合、発病の初期から政府がどのような政策をなぜ進めているかについて明確に説明するなど、意思疎通に力を入れていた」と評価した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/31/2021073180003.html

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