キム・ホンビン隊長が消息絶ったヒマラヤで22年前の韓国人の遺体発見

 身体障害者の登山家で「10本の指がないアルピニスト」と呼ばれているキム・ホンビン隊長(57)が中国・パキスタン国境地帯のヒマラヤ山脈のブロードピーク(8047メートル)の登頂後、下山中に消息を絶つ中、現地ベースキャンプ付近で、22年前に行方不明となった別の韓国人登山家の遺体が発見された。

  韓国外交部と登山界によると、今月中旬にブロードピークのベースキャンプ(4950メートル)付近で外国人登山隊が韓国人登山隊員、ホ・スングァンさんの遺体を発見した。ホさんは当時26歳で、1999年7月29日、延世大山岳部登山隊の一員としてブロードピークに登山中、海抜7300メートル地点で登頂を断念し、下山している途中で消息を絶った。隊員らが捜索したが、衣類など一部遺留品が見つかっただけだった。

  外国人登山隊は雪が一時的に解けた間に風化したホさんの遺体を発見し、延世大山岳部のジャケットや旗を手掛かりに身元を確認した。ヒマラヤで行方不明になった人の遺体が22年たって発見されるのは非常にまれだ。

  一方、障害者として初めて、ヒマラヤ14峰の登頂に成功したものの、ブロードピークからの下山途中に消息を絶ったキム・ホンビン隊長の捜索作業は26日、家族の求めで中断された。キム・ホンビン・ブロードピーク遠征隊光州市事故収拾対策委員会は「キム隊長の家族が『周囲に迷惑をかけたくない』というキム隊長の意思を伝えた。その意思を尊重し、捜索中断を決めた」と説明した。 ■国力ランキング世界1位は米国、韓国8位…日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/27/2021072780035.html

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