サムスン電子4?6月営業利益12.5兆ウォン「メモリー半導体の技術力、経済性は業界最高」

 サムスン電子が29日発表した2021年4-6月決算は、売上高が前年同期比20.2%増の63兆6716億ウォン(約6兆1000億円)、営業利益が54.3%増の12兆5667億ウォン、純利益が73.4%増の9兆6435億ウォンだった。営業利益は18年7-9月期(17兆5700億ウォン)以来11年ぶりの水準だった。その結果、6月中間決算も売上高が前年同期比19.2%増の129兆601億ウォン、営業利益が50.4%増の21兆9496億ウォン、純利益が60.7%増の16兆7762億ウォンと好調だった。

  好業績に最も貢献したのは半導体だった。4-6月期の半導体部門の営業利益は6兆9300億ウォンで、営業利益全体の半分以上を占めた。パソコン、サーバー用の半導体需要が増え続け、メモリー価格が上昇したおかげだ。ただ、今年発売した「ギャラクシーS21」の新製品による効果が消え、スマートフォン部門の営業利益は1-3月期(4兆3900億ウォン)を26%下回る3兆2400億ウォンにとどまった。

  サムスン電子は業績発表後の投資家向け説明会で、「サムスンのメモリー半導体の技術力はもちろん、経済性や効率の面で業界最高だ。NAND型フラッシュメモリーの場合、10年後まで技術ロードマップが組まれている」と語った。メモリー業界2、3位のSKハイニックスと米マイクロンのメモリー半導体の技術格差が狭まっているという市場の懸念を一蹴した格好だ。米インテルが25年に世界トップに立つと宣戦を布告した受託生産(ファウンドリー)市場についても、サムスン電子は今年、20%以上の成長に自信を見せた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/30/2021073080003.html

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