「真実は取り戻せる」最後まで有罪を否定した金慶洙・前慶尚南道知事

 インターネット上でのコメントを利用した違法な世論操作を行ったとして、大法院で有罪が確定した金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事が26日、昌原刑務所に再収監された。大法院で21日、懲役2年の刑が確定してから5日後のことだ。

  26日午後0時45分ごろ、昌原刑務所前に到着した金前知事は普段よりも髪を短くした姿だった。金前知事は「司法が真実を明らかにできなかったからといって、あるがままの真実は変わらない。無視された真実だが、いつかは必ず取り戻せる」と語った。有罪判決を最後まで受け入れなかった格好だ。一審で収監され、77日後に保釈されており、残る刑期は1年9カ月余りだ。刑期を終える2023年5月ごろに出所することになる。

  昌原刑務所周辺には金前知事の支持者や保守団体のメンバーら120人余りが集まり、スローガンを叫び、神経戦を繰り広げた。「金慶洙と微笑天使」のメンバー100人余りは「金慶洙は無罪だ」と叫んだが、「大韓民国愛国巡察チーム」のメンバーらは「世論操作は重大犯罪だ」という横断幕を広げ、「世論操作は金慶洙が終わりではなく、始まったばかりだ」と主張した。金前知事は同日、自身のソーシャルメディアに声明とともにロックバンドYB(ユン・ドヒョンバンド)の「シロナガスクジラ」のミュージックビデオのリンクを張った。「君が行く道がとても疲れてつらいとき、隠さずにいってくれ、君は一人じゃない」といった歌詞で金前知事の好きな曲だという。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/27/2021072780004.html

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