コロナ感染拡大止まらず 「より強力な防疫措置検討も」=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国国内で新型コロナウイルス感染拡大の勢いが増しているなか、現行の感染防止策「社会的距離の確保」の効果が来週になっても表れない場合、政府はより強力な防疫措置を検討する見通しだ。 現在、社会的距離確保のレベルは首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)が最も高い第4段階、首都圏以外は上から2番目の第3段階となっており、不特定多数が利用する施設の営業制限や私的な集まりの人数制限が行われている。 政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は28日の定例会見で、首都圏で第4段階の措置を取り始めてから2週間がたったことを挙げ、「効果を見極めながら、より強い防疫措置が必要かどうかも検討する必要がある」と述べた。来週まで状況を見守り、私的な集まりの統制力が弱まって集まりを中心に感染が広がっているのか、あるいは施設中心の感染をコントロールできずにいるのかを評価した上で、弱い部分を強化する方向で措置を検討すると説明した。 政府は首都圏の第4段階措置を来月8日まで2週間延長したが、流行の第4波が収まる気配は見えない。28日午前0時までの24時間に国内で新たに確認された新型コロナ感染者は1896人と、過去最多を更新した。新規感染者数は今月7日から連続で1000人を超えている。 携帯電話の位置情報を基に国民の移動量を測定したところ、先週の全国の移動量は前週から0.8%増加した。流行の第3波がピークを過ぎた直後の今年1月第1週と比べると28%増だった。 孫氏は移動量が減らない理由について、感染防止策の長期化で国民の疲労感が大きいことに加え、夏休みシーズンで旅行や移動が増えているためとの見方を示した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/28/2021072880143.html
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