メダル取れなかったからって何? めっちゃ頑張った選手に「いいね!」…韓国Z世代の東京五輪観戦術

 「黄宣優(ファン・ソンウ)って誰?」「サッカー選手の黄善洪(ファン・ソンホン)と間違えて書いたんじゃない?」「何言ってんの、韓国は競泳に出場してないじゃん」。27日、あるインターネット・コミュニティ-・サイトで東京五輪の競泳競技に出場した黄宣優(18)をめぐり、時ならぬ「禅問答」が繰り広げられた。「男子100メートル自由形予選で韓国新記録を作った」と書き込まれるや、2時間で約460件のコメントが付いたが、全部こうしたやり取りだった。突然注目を浴びることになった若い選手がプレッシャーを感じるのではないかと考え、まるで約束でもしたように同選手のことを知らないふりをするコメントを書き込んだのだ。彼らは「黄宣優のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のアカウントにも行くのをやめよう」と書いた。黄宣優が29日に100メートル自由形で最終5位に終わった時、「怪物・黄宣優、世界で5位! メダルは取れなかったけど本当に頑張りました」「メダルは重要じゃない。すごく頑張ったし、これからがもっと楽しみ」と初めて同選手の名前を呼んで大いに祝った。

  金メダルにばかり熱狂し、銀メダルだと残念がっていたのが韓国ではおなじみの五輪の風景だった。だが、今回の五輪ではそのような風景が変わった。「私たちが望んでいた色のメダルではない」と言った番組キャスターが批判を浴び、ネット上でも国威より選手一人一人のストーリーとスポーツマンシップの方に注目している。1990年代半ば以降に生まれたZ世代の「五輪観戦術」が生んだ変化だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/30/2021073080037.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人