一審は懲役1年チョ・グク元法相の弟、二審で懲役3年=熊東学院不正事件

 チョ・グク元法務部長官の弟で、教員採用不正と虚偽訴訟などで起訴されたチョ・グォン被告(54)に対する控訴審で、ソウル高裁は26日、懲役3年の実刑判決を言い渡し、身柄が収監された。同高裁は検察による7件の起訴事実のうち4件を有罪と認定した。追徴金は一審と同じ1億4700万ウォン(約1400万円)だった。 ■腐敗認識指数1位はデンマーク&NZ、韓国は33位、日本は?  チョ元長官一族が経営する熊東学院の事務局長だったチョ被告は、教員採用の見返りとして1億4700万ウォンの賄賂を受け取ったほか、虚偽の工事代金による債権で熊東学院財団を提訴し、学院側に115億ウォンの損害を負わせた背任の罪で2019年11月に起訴された。一審のソウル中央地裁はチョ被告が教員採用試験問題を流出させ、学院の業務を妨害した罪だけを認定し、懲役1年の判決を言い渡し、残る起訴事実は無罪としたが、控訴審は一審判断の多くを覆した。

  ソウル高裁は一審とは異なり、採用不正に関与した共犯を海外に逃亡させた罪などを有罪とした。熊東学院に関連する虚偽訴訟についても一部を有罪と判断した。同高裁は「被告は過ちを悔いているが、経緯や手口などが悪質だ」と量刑理由を説明した。

  これに先立ち、一審は昨年9月、採用不正事件の主犯格であるチョ被告に対し、共犯2人の量刑(懲役1年6月と同1年)より軽いか同等の刑を言い渡し、「お手盛り判決」ではないかと論議を呼んだ。一審の裁判長であるキム・ミリ部長判事はリベラル傾向の判事団体「ウリ法研究会」出身だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/27/2021082780003.html

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