韓国兵務庁が職員を動員して「お手盛り評価」、サービス満足度1位に

 韓国兵務庁は2017年、韓国行政安全部(省に相当)が主管する民願(住民による請願や各種申請サービス)対応の総合評価で最優秀機関に選ばれ、18年には中央行政機関全体でも1位となった。行政安全部が兵務庁の国民申聞鼓(王政時代の王が民の訴えを聞くための制度)民願処理の実績を調査したところこのような結果になった。しかし監査院がその内容を確認したところ、兵務庁は評価点数を無理に引き上げるため職員を使い「セルフ民願」や「セルフ評価」を大F々的に行っていた事実が摘発された。 ■韓国国民の政府信頼度はOECD20位「歴代最高」…米国・日本を上回る  監査院は26日にこれら一連の監査結果を公表し、その中で「2017-18年の兵務庁における民願8622件のうち、少なくとも1000件は兵務庁所属の職員が自分や知人の名義で行っていた」と明らかにした。職員らが「フェイク民願」を行い、仲間の兵務庁職員がその民願にしっかり対応したことにしてその満足度を「最高等級」と評価していたのだ。監査院は「この種の『セルフ民願』がなければ、兵務庁は2018年の評価で11位になっていた」と指摘した。

  当時、兵務庁の国民申聞鼓民願処理管理業務を総括していた担当者と実務者は地方兵務庁に「民願処理の目標点数として89点を達成せよ」との通知を行った。これと関連して兵務庁長は17年9月、ソウル地方兵務庁長に「ソウル地方兵務庁の民願点数が79点台と低い」と指摘し、これを85点以上に引き上げるよう圧力を加えたという。監査院が明らかにした、これを受けてソウル地方兵務庁はその日のうちに職員を動員して199件のセルフ民願を追加で行わせた。一連の指示を受けた当時の兵務庁職員らは「不当だ」と訴え、中には権益委員会に申告した職員もいた。

  監査院は国民申聞鼓民願処理管理業務の総括担当者と実務者への処分を兵務庁に求め、すでに退職している兵務庁長については「一連の不正行為を人事革新処に通知し、それを公職候補者などの管理に活用させよ」と求めた、

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/27/2021082780038.html

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