韓国到着のアフガン人は377人 1人は移送対象に含まれず=米軍に引き渡し
【ソウル聯合ニュース】イスラム主義組織タリバンが実権を握ったアフガニスタンから韓国に退避した韓国機関の現地スタッフとその家族の数が、当初発表された人数より1人少ない377人だったことが分かった。韓国法務部が27日、明らかにした。 この1人はアフガニスタンの首都カブールを韓国空軍の輸送機で脱出後、パキスタンのイスラマバードで身元確認を行う過程で移送対象者の名簿に含まれていないことが判明し、韓国政府が米軍に引き渡した。 当初、外交部は空軍輸送機に搭乗したアフガン人を378人と発表したが、最終的に韓国に到着して入国審査を受けた人数は1人少ない377人だった。 外交部の当局者は「イスラマバードから韓国に出発する前に移送対象者の身元を精密に再点検した結果、名簿に名前のない1人が含まれていたことを確認した」とし、軍輸送機でこの人物をカブールに送り返し、身元確認を担当する現地の米軍に引き渡したと説明した。 政府はカブール空港でも身元確認を行ったが、混乱の中で名簿に含まれていない人物を見落としたものとみられる。 ただ、韓国の一部ではアフガン人の中にテロを起こす恐れがある人物が紛れ込む可能性があるとの懸念が持ち上がっており、政府が到着した人数を正確に発表できなかったことで混乱を招いたとの指摘が出ている。 韓国に入国したアフガン人は、27日に到着する13人を含めて計390人となる。 前日に到着した377人は韓国政府に協力した「特別寄与者」として、韓国社会に定着するための教育が行われる中部の忠清北道・鎮川にある国家公務員人材開発院へ移動した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/27/2021082780116.html
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