韓国でマスク不良品638万枚流通…回収されたのは120万枚だけ
昨年の新型コロナウイルス感染症発生以降、品質基準不適合のマスクが多数流通していたことが分かった。韓国食品医薬品安全処で無作為に調査して確認しただけでその数は638万枚に達する。このうち80%以上が回収されないまま使用された。全数調査をすれば、不適合マスクの枚数はこれをはるかに上回るものと推定される。韓国の保健用・飛まつ遮断用マスクは約7000種で、一日生産量は多い時で約3000万枚に達する。
食品医薬品安全処が27日、野党・国民の力のチョ・ミョンヒ議員に提出した資料によると、昨年から今年6月まで無作為に実施した性能検査で、マスク製品20種が「不適合」と判定された。該当期間中のこれらのマスク販売枚数は638万6378枚だ。そのうち19種は空気中の粒子または飛まつをろ過する程度が基準に達しておらず、1種はマスクの長さなどの形が不適合だと判定された。しかし、このうち回収・廃棄されたのは120万2885枚で、回収率は18.8%にとどまった。まったく回収されず、回収率が0%の製品も6種あった。消費者たちが「不良マスク」を使用してしまったということだ。食品医薬品安全処の担当者は「不適合判定が出れば、同じ日に、同じ場所で生産された同じ製造番号のマスクは回収するようにしている」「昨年はマスクが市販されると瞬く間に売れ、回収が難しかったものと見られる」と語った。今年も回収率は低調だ。不適合と判定されたA社とB社のKF94マスクは100万枚ずつ売れたが、回収量は2万-3万枚程度だ。A社は2年連続で不適合と判定されたが、販売枚数200万枚のうち回収されたのは4万9039枚だけだ。
不適合マスクに新型コロナ予防効果があるかについて、食品医薬品安全処は「さまざまな詳細検査基準のうち、1つが達していない場合でも不適合と判定されるので、予防効果が全くないと断定するのは難しい」としている。一方、チョ・ミョンヒ議員は「新型コロナ流行でマスクが安全のための生活必需品になっているのに、不適合マスクが何の規制もなく流通しているのは問題だ」「流通前の品質検査を徹底するよう関連規定を強化し、回収率を高めるための対策が必要だ」と述べた。
どのマスクが不適合と判定されたのかは、食品医薬品安全処が運営するホームページ「医薬品安全の国」に掲載されている。購入したマスクが不適切な製品であれば、販売店に返品を要求することができる。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/30/2021083080002.html
食品医薬品安全処が27日、野党・国民の力のチョ・ミョンヒ議員に提出した資料によると、昨年から今年6月まで無作為に実施した性能検査で、マスク製品20種が「不適合」と判定された。該当期間中のこれらのマスク販売枚数は638万6378枚だ。そのうち19種は空気中の粒子または飛まつをろ過する程度が基準に達しておらず、1種はマスクの長さなどの形が不適合だと判定された。しかし、このうち回収・廃棄されたのは120万2885枚で、回収率は18.8%にとどまった。まったく回収されず、回収率が0%の製品も6種あった。消費者たちが「不良マスク」を使用してしまったということだ。食品医薬品安全処の担当者は「不適合判定が出れば、同じ日に、同じ場所で生産された同じ製造番号のマスクは回収するようにしている」「昨年はマスクが市販されると瞬く間に売れ、回収が難しかったものと見られる」と語った。今年も回収率は低調だ。不適合と判定されたA社とB社のKF94マスクは100万枚ずつ売れたが、回収量は2万-3万枚程度だ。A社は2年連続で不適合と判定されたが、販売枚数200万枚のうち回収されたのは4万9039枚だけだ。
不適合マスクに新型コロナ予防効果があるかについて、食品医薬品安全処は「さまざまな詳細検査基準のうち、1つが達していない場合でも不適合と判定されるので、予防効果が全くないと断定するのは難しい」としている。一方、チョ・ミョンヒ議員は「新型コロナ流行でマスクが安全のための生活必需品になっているのに、不適合マスクが何の規制もなく流通しているのは問題だ」「流通前の品質検査を徹底するよう関連規定を強化し、回収率を高めるための対策が必要だ」と述べた。
どのマスクが不適合と判定されたのかは、食品医薬品安全処が運営するホームページ「医薬品安全の国」に掲載されている。購入したマスクが不適切な製品であれば、販売店に返品を要求することができる。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/30/2021083080002.html
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