消えた野球王「トッコタク」が帰ってくる

 少年漫画の主人公は決してあきらめない。

  今年は往年の人気漫画キャラクター「トッコタク」生誕50周年を迎える年だ。漫画家イ・サンムさん(1946-2016年、本名:パク・ノチョル)が生んだトッコタクは1971年の漫画『そばかす』に初めて登場した。優等生のトッコタクが親の反対にあって変装し、高校野球の豪腕投手「そばかす」として活躍するという物語だ。トッコタクという珍しい名前を世に知らしめた重要史料であるのにもかかわらず、『そばかす』の原本を探す作業は空の星をつかむような状況だった。発売当時、上・下巻で出版され、上巻は韓国漫画博物館で保管されているが、下巻の行方は分からなくなっていた。

  原作者の娘パク・スルギ・トッコタク・カンパニー代表(39)はそれでも隅々まで探し回った。「50周年を迎えるにあたり、漫画復刊を準備するかたわら、あちこち探し回った」という。買い取りの公告も出した。「とにかく珍しい本なので、1冊1000万ウォン(約94万円)を超えるだろう」という話も飛び交ったが、やめなかった。先月、あるコレクターとやっとのことで連絡がついた。パク代表はすぐに駆け付けてこの漫画の意義を説明し、事情を聞いたコレクターから良心的な値段(200万ウォン=約19万円)で下巻を入手した。スキャン作業を経て、来月のクラウド・ファンディングを通じて復刊が進めば、『そばかす』が50年ぶりに復活することになる。 ■韓国人が好きな野球選手1位は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/27/2021082780051.html

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