中国が北朝鮮に隣接する海上で実弾射撃訓練

 中国国営の環球時報は24日、中国が24-26日の期間に海上3カ所で実弾射撃を含む軍事訓練を行うと報じた。今回の射撃訓練が行われる海域には北朝鮮に近い遼寧省丹東沖合も含まれている。中国がこれらの海域で実弾射撃訓練の実施を公表するのは北朝鮮がミサイルを発射した2017年以来4年ぶりのことだ。 ■「2021年世界の軍事力ランキング」米国1位、韓国6位、日本は?  中国海事局は23日、ホームページを通じて「実弾射撃訓練を行う」とした上で「遼寧省丹東市の大鹿島南西の海上では24日午前0時から26日夜12時まで船舶の立ち入りを禁じる」と発表した。北朝鮮の新義州から直線距離で140キロの地点だ。中国海事局のホームページによると、中国が実弾射撃訓練を行うためこの周辺海域で船舶の航行を禁止するのは2017年6月7-8日以来のことだ。北朝鮮は2017年2月からほぼ2週間ごとに中短距離ミサイルを東海に発射し挑発した。同年中国が行った実弾射撃訓練はこの北朝鮮の挑発に対する警告とも解釈されていた。ただし今回の訓練は北朝鮮と中国が関係を緊密化する中で行われることもあり、その目的については今も明らかにされていない。

  中国は丹東沖合のほか、山東半島北側の山東省長島周辺海域でも24-26日に実弾射撃訓練を行うとの理由で同海域での船舶の通行を禁止した。また南部広東省の万山島でも25日に実弾射撃訓練を行うと発表した。環球時報は「三つの海域で同時に実弾射撃訓練を行う」と報じることで含みを持たせた。

  中国軍は最近になって東シナ海と南シナ海で複数回にわたり実弾射撃訓練を行っており、これら一連の事実をすでに公表もしている。中国中央テレビ(CCTV)は今月20日、「中国軍南部戦区の駆逐艦部隊が今月中旬に南シナ海で実弾射撃訓練を行い、複数の装備について実戦での性能を点検した」と報じた。CCTVは23日にも中国軍東部戦区が先日「鄭州」「常州」「益陽」「浜州」などの駆逐艦やフリゲート艦を動員し、東シナ海で数日にわたり実弾射撃訓練を行ったときの映像を公開した。中国軍の機関誌・解放軍報も23日、北朝鮮周辺を管轄する北部戦区が先日、地域を特定せず「駆逐艦やヘリなどによる実戦訓練を行った」と報じた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/25/2021082580011.html

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