進化する自動走行車、手放しはできるけどよそ見はまだ先

 今年7月、テスラが従来より一段階レベルアップした自動走行システム「FSDベータ・バージョン9.0」を何人かの顧客にお目見えした。ユーチューブに掲載されている体験映像には、「S字」カーブで有名なサンフランシスコのロンバード・ストリートをテスラの自動車が自らハンドルを切りつつ下って行く様子が盛り込まれているかと思うと、車が信号を認識して自動で止まり左折や右折を行う様子も見受けられる。専門家らは、テスラが見せてくれた今回の技術は自動走行のレベル3に到達した結果と評価している。

  自動走行技術が遅ればせながらも進化を遂げている。最近、自動車業界は消費者用はレベル3、ロボタクシー用はレベル4を目標に開発に拍車を掛けている。米自動車技術者協会(SAE)は、自動走行技術をペダルから足を離してもいい「レベル1」、ハンドルから手を離してもいい「レベル2」、前方から目を離せる「レベル3」の3つに区分している。完全自動走行はレベル4に分類される。

  レベル2までは車両統制権をドライバーが持つが、レベル3からは自動車が自ら統制権を持つという点が大きく異なる。自動車メーカー各社は、高速道路に限っては自動車が自ら統制権を持つレベル3に近い自動車を、早ければ年末から来年初めにかけ本格的に発売する計画だ。 ■現代自・フォードなど、自動走行技術「ハンズ・オフ」を搭載  フォードは8月18日、来年発売する大型SUV「リンカーン・ナビゲーター」を公開し、高速道路でハンドルから手を離して(ハンズ・フリー)走行できる自動運転システム「アクティブ・グライド」を搭載する、と発表した。米国50カ州のほとんどの高速道路情報を網羅しており、カーブでも自ら走行することができる。高速道路が今も拡大している米国で、ドライバーの疲労を大幅に軽減できるものと期待されている。フォードはF150とマスタング・マッハEにも「ブルー・クルーズ」という名の自動走行技術「レベル3」を搭載する計画だ。 ■「2021年世界革新指数」韓国1位、米国11位、日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/31/2021083180064.html

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