ロバート・ケネディ暗殺犯、近く仮釈放か

 故ジョン・F・ケネディ大統領の弟の故ロバート・F・ケネディ上院議員を殺害した容疑で53年にわたり服役中のベシャラ・サーハン(77)が仮釈放されるとの見方が浮上している。米ワシントン・ポスト紙は25日(現地時間)、「カリフォルニア州仮釈放審査委員会は今月27日にサーハンに対する16回目の仮釈放審査を行う予定」と伝えた。 ■「世界で最も平和な国」1位はアイスランド、韓国48位、TOP10は?  ワシントン・ポストによると、先日任命されたばかりのロサンゼルス・カウンティーのジョージ・ガスコン検事ら革新系の検事たちは「長期にわたり服役中の一部高齢者や危険性の低い収監者の仮釈放を勧告できる」との考えを示しているという。「彼らはもはや社会にとって脅威ではなく、治療に要する費用の出費も過度」というのがその理由だ。

  53年にわたり服役中のサーハンはこれまで仮釈放申請が15回棄却されてきた。サーハンは今回16回目の仮釈放申請を前にアンジェラ・ベリー氏を新しい弁護士として選任した。ベリー氏は「サーハンはもはや公共の安全に脅威とはならない」と訴えている。犯行当時のサーハンの年齢はわずか24歳で、釈放されても再犯の可能性は低く、収監中も特に問題を起こさなかった点などが根拠とされている。

  サーハンは1968年6月にケネディ上院議員を殺害した容疑で逮捕された。当時、ケネディ上院議員は民主党カリフォルニア州のプライマリー(大統領候補を選ぶ党大会)で勝利を宣言した直後、ロサンゼルスのアンバサダー・ホテルで支持者らと握手をしていたところサーハンの銃に撃たれた。ケネディ議員は兄のジョン・F・ケネディ大統領が暗殺された後の有力な大統領候補として急浮上していた。

  パレスチナ難民のサーハンは幼い頃に両親と共にカリフォルニア州に移住した。サーハンは「ケネディ議員はパレスチナを占領しているイスラエルへの戦闘機売却を支持した」との理由で殺害に及んだという。当時サーハンは死刑を宣告されたが、1972年にカリフォルニア州最高裁が死刑を廃止したため終身刑となった。

  サーハンの弟のムニール・サーハン氏はワシントン・ポストの取材に「兄の家は準備している」「仮釈放委員会が正当な決定を下すことを待っている」などとコメントした。ワシントン・ポストは「ケネディ議員の遺族はサーハンの仮釈放についてコメントを拒否している」とも報じた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/27/2021082780036.html

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