韓国防疫学会「K防疫の効果低下…このままだと一日感染者1万人」

 防疫段階を強化している韓国政府の現行の防疫方式が、新型コロナウイルス感染症流行「第4波」の局面では全く効果を上げられずにいるという実証的分析結果が出た。

  防疫専門学会の大韓予防医学会と韓国疫学会が設けた「新型コロナウイルス感染症共同対策委員会」(共対委)は26日、「持続可能なK防疫2.0の準備をしよう」という緊急声明を出し、「(今の)防疫措置方式は新型コロナ発生初期には効果的だったが、現在は投入される社会的費用に対して効果が少ないことが客観的データで確認されている」と明らかにした。 ■「第1波」時は移動量33%減少も、今は0.57%

  防疫専門家らは、データ分析や専門家の協議を通じ、現行の防疫措置の「効果」が大幅に下がっていると分析した。本紙が入手した共対委の討論会資料「ソーシャルディスタンスなどの防疫の効果」(オ・ジュファン・ソウル大学医学部医学科教授)によると、昨年の流行第1波の初期には防疫措置が効果を示し、第2波の初期も減少効果があったという。しかし、特に第4波になると「防疫措置が新型コロナ感染を減らすという効果を示しているとの客観的証拠を見つけるのは難しい」と結論付けた。

  専門家らは、英オックスフォード大学の統計サイト「Our World in Data」がポータルサイト「グーグル」の移動量統計を使って分析した韓国国内の移動量データを根拠に挙げている。新型コロナ第1波で防疫措置が始まった昨年3月2日ごろは「ショッピングセンター・遊戯施設や小規模店舗などを訪れる移動量」=グラフィック=が新型コロナ前と比べて33%も大幅に減り、第2波のさなかの昨年9月7日も移動量は29.7%まで下がった。しかし、今回の第4波の時期(今年7月27日以降)は首都圏地域を中心に午後6時以降、2人までなら会うことができるという非常に厳しい防疫措置が打ち出されたが、移動量はわずか0.57%の減少にとどまっている。防疫措置に対する疲労感が募っている上、夏休みシーズンや光復節(8月15日)前後の連休まで重なり、非常に強硬な防疫措置にもかかわらず、移動量の減少はほとんどなかったということだ。 ■「新型コロナ対応、政府はよくやっている」デンマーク1位、韓国6位…日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/27/2021082780031.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人