女子ゴルフ:世界730位ユ・ヒョンジュのキャディーに「世界5位」金孝周

 世界トップクラスの女子プロゴルファーが、公式大会で選手としてではなく、世界ランキング730位のゴルファーのキャディーを務めるという、「世の中にこんなことが…」と言いたくなるような出来事が韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーで実際に起こった。  24日に京畿道安山市のアイルランド・カントリークラブで開幕した韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー「ELCRU・テレビ朝鮮プロ・セレブリティ2021」(優勝賞金1億800万ウォン=約1010万円)で、世界ランキング5位の金孝周(キム・ヒョージュ、26)が、1部ツアーのシードがなく招待選手として出場したユ・ヒョンジュ(26)のキャディーバッグを持っていた。ジュニア時代から天才ゴルファーとしてその名前をはせた金孝周が、前日夜までに「一度チャンスが欲しい。本当に役に立つから」と懇願して電撃的に実現したという。 【写真】ユ・ヒョンジュ、キャディに変身したキム・ヒョジュとキュートに  19日に終了した「OK貯蓄銀行・朴セリ(パク・セリ)インビテーショナル」で優勝した金孝周は、「明後日、渡米するので選手として出場することはできない。1ラウンドだけでもオンニ(お姉さん、ユ・ヒョンジュのこと)のバッグを担いで役に立ちたかった」と語った。金孝周は全米女子プロゴルフ(LPGA)ツアー4勝、KLPGAツアー13勝、日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアー1勝と、プロの舞台で18勝を挙げている勝負師だ。一方、「フィールドのモデル」という愛称で有名なユ・ヒョンジュは華やかなファッションとルックスによりソーシャル・メディア上でトップの人気を誇るが、まだ一度も優勝経験がない。最近はゴルフ関連のバラエティー番組にも出演しているものの、「実力で認められたい」という夢を持っている。

  金孝周とユ・ヒョンジュは昨年7月にゴルフ番組『ライバル一勝負』で共演して親しくなった。金孝周はこの時、スイングは素晴らしいのに成績が伴わないユ・ヒョンジュに「パッティング・ラインさえよく見れば大丈夫」と自身のノウハウを伝授した。

  世界のゴルフ界も注目に値する今回の実験は、どのような結果になるだろうか。「親友」だが、2人は一度も一緒にプレーしたことがないまま、選手とキャディーとして試合に出た。2回バーディーを取った時は優勝でもしたかのように2人で歓喜した。しかし、ユ・ヒョンジュは5オーバーとなり、下位圏で第1ラウンドを終えた。ユ・ヒョンジュは「次はヒョジュが頼んでも遠慮したい」と首を横に振った。金孝周は「選手の時は緊張したことがないが、キャディーとしては緊張して怖かった」「昨日の夜は1時間おきに目が覚めた」と打ち明けた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/09/25/2021092580008.html

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