呉世勲氏「チョン・グァンフン集会に一度参加し演説」発言、韓国警察「数回出席」…虚偽事実公表で送検

　今年4月のソウル市長補選期間に呉世勲（オ・セフン）ソウル市長が放送討論会に出演し、「（サラン第一教会のチョン・グァンフン牧師が主催した集会に）一度参加して演説した」と発言したことについても、警察が虚偽事実の公表に当たるとして、公職選挙法違反の疑いで起訴相当とする意見を付け、事件を検察に送致したことが29日までに分かった。ソウル地方警察庁は24日、呉市長の「パイシティー（π - CITY）事業」関連の発言が虚偽だとして既に送検しているが、同じ討論会での「チョン・グァンフン集会出席」発言も虚偽だとして、送検した格好だ。

  呉市長は選挙運動期間中の4月、テレビ討論会で朴映宣（パク・ヨンソン）候補が「チョン・グァンフン牧師と太極旗集会を共にしたか」と質問したのに対し、「一度出席して演説した」と答えた。また、ソウル市瑞草区良才洞の貨物ターミナルを再開発する「パイシティー事業」についても、「自分の任期中に許認可した事案ではないと記憶している」と答えた。討論会の後、与党寄りの市民団体は発言内容が虚偽だとして、公職選挙法違反の疑いで呉市長を告発した。

  事件を担当したソウル地方警察庁反腐敗・公共犯罪捜査隊は29日、「呉市長がチョン・グァンフン牧師の集会に数日にわたって数回出席した事実を確認した」として、「パイシティー関連発言と共に集会出席発言も虚偽事実の公表に当たるとみて、一括して送検したものだ」と説明した。これに先立ち、警察は8月31日、問題の事件に関連し、ソウル市都市計画局などを7時間にわたって捜索した。その後、呉市長については書面による聴取を行い、事件を検察に送致した。 ■自国で報道されたニュースを信頼できますか？　韓国は最下位、日本は？

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/09/30/2021093080014.html