「『イカゲーム』は『パラサイト』に似ている」…英紙はなぜこのように分析したのか

 動画配信サービス「ネットフリックス」のオリジナルシリーズ『イカゲーム』が世界的に人気を集める中、英紙「ガーディアン」が『イカゲーム』について、現代の不平等な韓国社会を背景にしていると分析した。

  同紙は28日(現地時間)『イカゲーム:世界を席巻する地獄のような恐怖』と題する記事を掲載。『イカゲーム』は、サバイバルゲームの参加者たちが456億ウォン(約43億円)の賞金を懸けて命がけでゲームに挑戦するストーリーを描いたドラマだ。韓国ドラマで初めてネットフリックスの世界順位1位に輝くなど、世界的に人気を集めている。

  同紙は「『イカゲーム』は、米国のネットフリックスだけでなく英国のネットフリックスでも1位になっている」として「このドラマの成功は、殺人を扱った『ハンガー・ゲーム』『バトル・ロワイアル』などに熱中した世代にとっては驚くことではない」と書いた。同紙が言及した作品は、ディストピア(現代社会の否定的な側面が極大化されて現れる暗い未来像)を背景にしたもので、生き残りをかけた殺人ゲーム『デスゲーム』の形を借用している。

  ガーディアンは、ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』に言及し、『イカゲーム』も同じように経済的不平等が深刻な現代の韓国社会を背景にしていると指摘した。

  同紙は『作品の中のゲームは怖い。しかし、終わりのない借金に苦しむ人々の生活は、それとは比べ物にならない』として「登場人物たちの過去のエピソードは、不運のせいで借金地獄に落ちる可能性が誰にでもあることをはっきり示している」と付け加えた。

  『イカゲーム』は今月17日にネットフリックスで公開されて以降、全世界でシンドロームを巻き起こしている。コンテンツの順位集計サイト、フリックスパトロールによると、『イカゲーム』は27日時点で世界83か国のうち76か国でテレビ番組部門1位になった。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/09/29/2021092980214.html

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