12?17歳・妊婦のワクチン接種 来月18日開始=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の新型コロナウイルスワクチン接種で、最終グループとなる12~17歳と妊婦への接種が来月18日から本格的にスタートする。60歳以上や、感染リスクの高い医療従事者らに対するブースターショット(追加接種)も初めて実施される。  また米ファイザー製や米モデルナ製など、遺伝情報物質メッセンジャーRNA(mRNA)を使ったワクチンの接種間隔は現在の6週から4~5週に短縮される。政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は27日、これら内容を盛り込んだ10~12月期の接種計画を発表した。  政府は、計画を通じて10月末までに高齢者の90%、成人の80%に対する接種を完了し、段階的に日常生活の回復を目指す「ウィズコロナ」への転換に向けた足場を築く方針だ。  ◇12~17歳 8月に感染が増加   これまで接種の対象外だった12~17歳の約277万人に対する接種が来月中旬から実施される。  この年齢層は7月初めから流行の「第4波」が本格化した後、感染者が急増している。8月だけで3050人が感染した。  政府はこの年齢層を対象に、自主的な接種を勧告する方針だ。ワクチンはファイザー製で、接種間隔は3週間とする。  ◇妊婦は自主的接種が原則 妊娠初期は「事前診察を」  妊婦も10~12月期にワクチン接種を受けることができる。  国内で初めて感染者が確認された昨年1月20日から今年8月までに妊婦の感染率は人口10万人当たり158人で、20~45歳の女性(535.4人)より低いが、感染した際の重症化率は6倍高い。  妊婦の感染も8月だけで173人確認された。  妊婦の接種も12~17歳と同様に自主的な接種を原則とする。  推進団は特に、基礎疾患がある妊婦や、妊娠12週未満の妊婦については、事前に診察を受け、接種に関する内容を十分に理解した上で判断するよう案内する方針だ。  ◇追加接種 10月12日から  政府は重症化しやすい60歳以上や、感染リスクの高い医療従事者などを対象にブースターショットを実施する。  まず60歳以上、感染リスクの高い施設の入所者および従事者のうち、接種完了から6カ月以上過ぎた人は10月25日以降、ブースターショットの接種が可能だ。10月は主に75歳以上の高齢者が追加接種することになりそうだ。  新型コロナの治療施設などの従事者約6万人は10月12日から30日まで各医療機関で接種することができ、療養型病院や療養施設の入院・入所・従事者(約50万人)は11月10日から、一定の規模以上の医療機関従事者(約34万人)は11月15日から接種することができる。  ブースターショットはファイザーまたはモデルナ製のワクチンが使用され、12月までに約369万人が接種するとみられる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/09/27/2021092780219.html

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