【萬物相】感染者数集計をめぐる論争

 韓国国内で新型インフルエンザの初感染者が発生したのは2009年5月2日のことだった。その後、一日1万人を超える感染者が発生するほど新型インフルエンザの勢いはものすごかった。保健当局は連日、新規感染者数を集計し、この感染症に対する警戒心を高めた。しかし、その年の8月末、治療薬タミフルを感染が疑われるすべての患者に処方する措置を出して以降、感染者数の集計は意味がなくなった。このため、感染者数の集計を事実上、中止した。

  新型コロナウイルス感染症はいつごろ、このうんざりするような感染者数の集計をやめられるだろうか。韓国でも、「新型コロナ感染者数の集計を中止し、重症患者や死亡者を中心に防疫体系を転換しよう」という主張がなくはない。防疫措置やソーシャルディスタンスの調整により日常を取り戻すことと共に、いわゆる「ウィズ(With)コロナ」の核心だ。早ければ来月初めから可能だと主張する専門家もいる。

  今、感染者のうち、重症になる割合は2.14%程度だ。そうならば、全感染者数ではなく、重症者数の方に意味があるのではないか、と主張をすることもできる状況であるのは事実だ。例えば、「6月15日、新規感染者1943人発生」と発表するのではなく、「6月15日、重症患者2人減少(全348人)、死亡者6人発生」と発表しようということだ。一部の国では実際にこのようにしている。 ■韓国はコロナ時代に住みやすい国5位…TOP10は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/09/25/2021092580012.html

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