一日6カ所で応援演説…岸田首相より安倍元首相に熱狂する日本

 「自民・公明党の安定した政権を選ぶか、立憲民主党・共産党の政権を選ぶかを選択する選挙です」

  24日午後7時、東京を代表するベッドタウンである中野区のJR中野駅北口広場に、安倍晋三元首相が登場した。安倍氏が来るという知らせに、広場は午後5時30分から数百人の人々でいっぱいになった。広場がいっぱいになると、向かい側の歩道や駅の入り口につながる階段にも「本物の安倍さんを見たい」と人々が集まった。安倍氏は同日、約50分遅刻したが、その場を離れる人はいなかった。この地域が含まれる東京7区の衆議院議員自民党公認候補・松本文明氏が話している時はスマートフォンばかり見ていた人々も、安倍氏が登場すると一斉にスマホで写真を撮り始めた。

  安倍氏の声には力があった。今回の選挙でなぜ自民党が勝たなければならないかを熱く語った。同氏は「日米同盟廃棄や自衛隊の憲法違反を主張する共産党が立憲民主党の力を借りて政権を取れば、日米同盟は終わってしまう」「だからこそ我々自民党は野党連合に負けられない」と言った。安倍氏はこの日、東京都練馬区や中野区など自民党候補が苦戦する東京都内の選挙区6カ所を回り、「野党共闘批判」をテーマに応援演説を行った。

  自民党は、首相在任中に3回の衆議院選挙を大勝に導いた安倍氏を、今月31日に行われる今回の総選挙の全国激戦地に集中的に投入している。候補の一本化に成功した野党に、予想よりも苦戦する可能性があると見ているからだ。 ■国力ランキング世界1位は米国、韓国8位…日本は?

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/10/26/2021102680012.html

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