韓国の無人遮断器、「緊急ナンバープレート」998・999番対象に開放へ

 来月から韓国のパトカー・救急車など緊急車両は、国内各地のマンションや商店街、公営駐車場の無人遮断器を無停車で通過できるようになる。これらの車両に998・999で始まる専用のナンバープレートを付け、無人遮断器が自動で開くようにする。 ■「世界で最も住みやすい国」2020年版発表、韓国17位、中国100位、日本は?  韓国警察庁・消防庁が25日に明らかにしたところによると、両機関は来月から、国内およそ8500台の緊急車両のナンバープレートをこうした形に一括して切り替える。警察の112パトロールカー、科学捜査車をはじめ119救急隊の車両が対象だ。これらの車両に、「998カ1234」のような形式の特殊なナンバーを付与する。マンションや商店街、公営駐車場の無人遮断器は、こうした特殊ナンバーを認識すると自動的に開く。

  これは、無人遮断器のせいで緊急車両の出動が遅れる問題を解決するためのものだ。ある一線の警察地区隊(交番に相当)の隊長は「一度、マンション団地からDV(家庭内暴力)の通報が入って出動したが、無人遮断器でふさがれていて警備員はその場におらず、パトカーを乗り捨てて警察官が走っていって措置したことがある」とし「管轄のマンション団地ごとにあらかじめ警察車両のナンバーを登録するという形で対応してきたが、今回の措置を通して、さらに素早い出動が可能になるものとみられる」と語った。韓国消防庁の関係者も「緊急の状況では無人遮断器を待つ時間も惜しい」とし「緊急車両ナンバープレートが導入されれば、ゴールデンタイムを確保できるだろう」と語った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/10/26/2021102680046.html

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