韓国軍幹部たちの反撃

 韓国軍情報司令部(情報司)の現役将校が、フェイスブック上の「陸軍訓練所に代わってお伝えいたします」(陸代伝)の運営者を名誉毀損(きそん)の疑いで告訴したことが28日までに分かった。韓国海軍では現役の下士官が、自分から暴言を吐かれたと外部に通報した兵士を告訴した。現役身分では異例と言える法的措置が相次いだことを受け、韓国軍内外では「これまで各種の疑惑の通報に苦しんできた韓国軍幹部らが反撃に出た」という見方も持ち上がっている。 ■韓国が2021年世界軍事力ランキング6位、北朝鮮28位…日本は?  情報司のA大領(大佐に相当)は最近、陸代伝の運営者を名誉毀損の疑いでソウル江東警察署に告訴した。陸代伝は今年8月、「情報司隷下の部隊で出張ビュッフェを呼び、新任の国家情報院(韓国の情報機関。国情院)のエージェントを含む、およそ200人が集まって会食した」という趣旨の情報提供内容を掲載した。「国情院新規職員の中には部隊長の娘もいた」という内容も含まれていた。その後、コロナ防疫指針違反だという批判などが起きたことから、情報司は「防疫指針は順守しており、部隊長の子女に関する内容は事実ではない」と釈明した。問題の部隊長といわれるA大領は、陸代伝側が悪意あるコンテンツで自分の名誉を傷つけたと主張している。

  韓国海軍鎮海基地司令部のB中士(軍曹に相当)は、自分を暴言の加害者として外部に通報した兵士2人を名誉毀損の疑いで告訴した。C兵士は今年3月、就寝点呼後に「具合の悪い母親に電話をかけさせてほしい」とB中士に要請したが、5分間にわたって暴言を吐かれた-とD兵士に伝え、D兵士はこれを外部に通報した。その後、B中士は「監察調査の結果、私が暴言を吐いたという通報内容は事実ではなかった」として2兵士を名誉毀損で告訴した。

  韓国国防部と海軍は「告訴は個人の資格で行われたにすぎず、軍レベルで特に言及する内容はない」とした。韓国軍関係者は「一部の不正確な通報が外部で公表され、幹部らが一方的に不利益を被るケースがあった」とし「今後こういう形の法的対応が増える可能性がある」と語った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/10/29/2021102980044.html

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