「KTのせいで昼食の商売チャンス潰れた」 自営業者・配達員ら不満爆発

 25日午前11時30分ごろ、配達ドライバー向けのオンラインコミュニティー「配達世界」が突然騒がしくなった。配達ドライバーたちが「KTのインターネットは正常につながるか」と書き込むと、「つながらない」という答えが続々と投稿された。 ■「世界で最も住みやすい国」2020年版発表、韓国17位、日本は?  ソウルをはじめ韓国全土でKTのインターネットの接続障害が起きた。昼食のピークタイムの直前にKTのインターネットがつながらなくなったため、配達ドライバーたちは昼食配達の商売ができなくなったと不満をあらわにした。

  ある配達ドライバーは「注文を受けて料理をピックアップしたが、配達ルートに配達先の住所が表示されないため、配達を諦めて戻ってきた」と話した。別の配達ドライバーは「KTのせいで昼食の配達が1件もできなかった。SKテレコムに乗り換えたい」と嘆いた。

  自営業者たちも同様に大きな影響を受けた。KTのインターネット障害が昼食の時間帯と重なり、飲食店は大きな打撃を受けた。ソウル・光化門で飲食店を営むAさんは「一番混雑する時間だったので、会計する客が殺到して大変だった。地下の飲食店街全体が影響を受け、完全にまひした」として「電話も通じないため状況を把握できず気をもんだが、会計を待つ客が行列になっており、事情を理解してもらうほかなかった」と話した。

  ソウル・往十里でコンビニエンスストアを営むイさん(52)も、カード決済ができなくなったため客が何組も帰っていったと悲痛な顔で話した。イさんは「現金で払った人が2人、デビット決済で払った人が1人いたが、ほかの客は結局、商品を元の場所に戻して店を出ていった。一銭でも惜しいのに、腹が立つ」と話した。

  ソウル・瑞草洞でカフェを営むイさん(30)も、会計できない客たちが殺到して大変だったと話した。イさんは「カード決済もできず、携帯電話も使えないためデビット決済もできなかった」「少したってデビット決済ができるようになり、客もようやく会計して出ていった。決済機能が全てまひしている間はカフェが大混雑だった」と話した。

  KTを利用するタクシードライバーたちも、訳が分からないまま商売チャンスを失った。タクシードライバーのソンさん(72)は「11時20分ごろからどういうわけか1件も呼び出しがかからなくなった。重要な通信網の管理もきちんとできず、KTはいったい何をやっているのか」と話した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/10/25/2021102580210.html

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