よみがえった韓国のショートトラック

 ショートトラック女子韓国代表の看板選手チェ・ミンジョン(23)=城南市庁=がついによみがえった。

  チェ・ミンジョンは28日(韓国時間)、オランダ・ドルドレヒトで行われた2021-2022国際スケート連盟(ISU)スピードスケート・ショートトラック・ワールドカップ(W杯)第4戦1000メートル決勝で1分28秒417を出し、1分28秒510だったキム・ブタン(26)=カナダ=をおさえて優勝した。自身にとって今シーズンW杯で初の金メダルだ。  チェ・ミンジョンはこの日の決勝で、あと6周というところでアウトコース方向へ大きく回り、5人中4位から先頭に浮上した。その後、あと3周を残してブタンに先頭を譲り2位になったが、最後の1周でインコースを攻略し、先頭でゴールラインを通過した。

  チェ・ミンジョンは今年10月のW杯第1戦(中国・北京)で1500メートル、500メートル決勝に進んだが、試合中にほかの選手とぶつかって脱落、表彰台に立てなかった。この時、ひざと足首を痛めたチェ・ミンジョンは予定より早く帰国して治療に専念し、名古屋で行われたW杯第2戦を欠場した。今月22日にハンガリー・デブレッチェンで行われたW杯第3戦で復帰し、1000メートルで銀メダルを手にして調子を上げ、今回の大会で金メダルを獲得した。

  男子代表のクァク・ユンギ(31)=高陽市庁=とキム・ドンウク(28)、パク・チャンヒョク(23)=以上、スポーツ・トト=、パク・インウク(27)=大田広域市体育会=も5000メートルリレーで今シーズンW杯大会の男子リレーで初となる金メダルを手にした。韓国代表はこの前日、イ・ユビン(20)=延世大学=の女子1500メートル金メダル、パク・チャンヒョクの男子1500メートル銅メダルを獲得しており、金メダル3個・銅メダル1個で今シーズン最後のW杯大会を終えた。

  ISUはW杯大会の成績をもとに来年2月の北京冬季五輪出場権を割り当てる。大韓スケート競技連盟関係者は「男女1000メートル・1500メートルで国別の最多数である3枚ずつの出場権を取り、男女・混合リレー出場権も確保した。ISUの正式発表を待たなければならないが、男女500メートルでは出場権を2枚ずつ取る可能性が高い」と語った。韓国代表はW杯大会前、沈錫希(シム・ソクヒ、24)=ソウル市庁=に故意衝突疑惑が浮上、チェ・ミンジョンやファン・デホン(22)=韓国体育大学=らが大会期間中に負傷するなどの困難に見回れたが、ショートトラック最強国の面目を保った。 ソン・ウォンヒョン記者

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/11/30/2021113080001.html

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