CNN「北朝鮮のミサイル実験、尹錫悦候補の当選を懸念してのこと」

 北朝鮮が2022年に入って7回目のミサイル発射実験を実施したことについて、米CNNが「韓国の政権交代の可能性を懸念してのこと」と分析した。CNNは31日(現地時間)、ホームページのメインコーナーに、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の心理と北朝鮮のミサイル発射実験について分析する記事を掲載した。

  記事は北朝鮮の相次ぐミサイル発射実験について、金正恩氏が国内に向けて目標を達成したことを示すと同時に、激動する世界で北朝鮮が今でもパワーと影響力を持つ存在だということを対外的にアピールするためだと分析した。

  米国のバイデン大統領は新型コロナ問題、中国との関係、ウクライナ・ロシアとの摩擦などを優先的に処理する一方で、北朝鮮問題については後回しにしてきた。

  CNNはまた、今年3月に行われる韓国大統領選挙で政権が交代することを懸念しての行動だと分析した。大統領選に出馬している保守系の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補が文在寅(ムン・ジェイン)大統領と政権与党の「共に民主党」を退ける可能性がある、という危機感を(北朝鮮が)抱いているというわけだ。専門家らは、尹候補が政権を握れば、北朝鮮に対してかつての(保守系の)李明博(イ・ミョンバク)政権よりも強硬な路線を取ると予想している。

  国民大学のアンドレー・ランコフ教授は、ロシアのシンクタンク「バルダイ・クラブ」のブログに「保守派とは北朝鮮との関係で強硬な立場をとる支持者ではなく、朝鮮半島に別の国家が存在するという事実自体を最大限に無視する支持者たちだ」と書いた。文大統領は金正恩氏と首脳会談を行ったが、保守系の尹錫悦候補が執権すれば、北朝鮮の指導者体制を軽んじる可能性があるというわけだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/01/31/2022013180049.html

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