中国代表を指導した韓国出身ビクトル・アン、「再契約が有力な3つの理由」を中国メディアが報道

 北京冬季五輪で中国ショートトラック代表のテクニカルコーチを務めたビクトル・アン(韓国名:安賢洙〈アン・ヒョンス〉)氏について、中国メディアが20日(現地時間)、中国代表との再契約が有力視されると報じた。

  中国メディア「新浪体育」は同日、アン・コーチが中国ショートトラック代表と再契約を結ぶ可能性が有力だとして、三つの理由を挙げた。

  同メディアは一つ目の理由として、最近アン・コーチが生放送で、任子威ら中国選手と共に活動したいと述べたことを挙げた。アン・コーチは19日、中国・江蘇省のメディアとの映像インタビューで、中国チームへの復帰の可能性について問われ「任子威らと同じチームでまた活動したいが、休んでから決めたい」と述べていた。同メディアは「ビクトル・アンはしばらく中国を離れるが、依然として中国代表の任子威と同じチームでやりたがっていることが分かる」と報じた。

  さらに、二つ目の理由として「ビクトル・アンが中国の複数のSNS(会員制交流サイト)で安定した活動を行っている点」を挙げた。三つ目の理由は、中国ショートトラック界の英雄で解説者の王濛氏との関係だ。アン・コーチが中国代表で活動することになった最大の理由が、王濛氏からのアプローチだったという。韓国のネットユーザーたちからアン・コーチが非難された際にも、王濛氏が公然と擁護しており、アン・コーチも自身にとって王濛氏は単なるパートナーではなく親友だと述べた。

  「新浪体育」は、アン・コーチが韓国を離れてロシア国籍を取得したという「特別な経験」をしていることも、再契約が有力とされる要因だと指摘した。同メディアは「中国代表は温かい大家族なので、アン・コーチが正しい選択をすると信じている」と報じた。

  一方、アン・コーチは現在のところ、中国代表との再契約について言及していない。アン・コーチは19日、SNSで「みなさん(中国チーム)と一緒に歩む機会を持てたのは光栄だった」として「応援してくださった全ての方々に心から感謝し、初心を忘れないようにしたい」とコメントした。

  かつて韓国代表選手だったビクトル・アン氏は2011年にロシア国籍を取得し、2014年のソチ五輪にロシア代表として参加、金メダル3個を獲得した。昨年10月に中国代表のテクニカルコーチに就任し、今回の北京冬季五輪に参加した。 チョン・チェビン記者

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/02/21/2022022180246.html

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