チームメイトを侮辱した沈錫希が韓国代表復帰、被害選手ら困惑

 逆境ながらも北京冬季五輪で善戦したショートトラック女子韓国代表たちが3月の世界選手権を前に沈錫希(シム・ソクヒ、25)=ソウル市庁=という「変数」を抱えることになった。

  これは、大韓スケート競技連盟の関係者が27日、「沈錫希側から25日、韓国代表チーム復帰の意向を連盟に伝えてきた」「沈錫希は3月2日から鎮川選手村で再開される韓国代表チームの練習に参加する」と語って明らかになったものだ。同連盟は、来月18日からカナダ・モントリオールで開催される国際スケート連盟(ISU)世界選手権の準備のため、もともと27日に韓国代表チームを招集する予定だった。しかし、韓国代表選手の一部が全国冬季体育大会(日本の国民体育大会冬季大会に相当)に出場したため、体調管理などを考慮して招集が来月2日に先送りされていた。  沈錫希は五輪韓国代表選抜戦で1位通過した。ところが昨年10月、2018年平昌冬季五輪の時にチームメイトを中傷したスマートフォンのメッセージが公になり、物議を醸して韓国代表チームを外れた。チェ・ミンジョン(23)=城南市庁=やキム・アラン(26)=高陽市庁=らは当時の被害当事者だ。その後、同連盟は昨年12月に「品位を損ねた」として沈錫希に資格停止2カ月の懲戒処分を下し、沈錫希はこの懲戒処分により北京五輪に出場できなかった。チェ・ミンジョンとキム・アランは北京五輪女子リレー3000メートでル銀メダルを取った。また、チェ・ミンジョンは女子1500メートルで五輪2連覇を達成し、1000メートルでも銀メダルを手にした。

  沈錫希は今月21日に懲戒期間が明けて韓国代表資格を回復し、韓国代表チームに復帰するかどうかを尋ねた同連盟側に対し、合流の意向を明らかにしてきた。チェ・ミンジョンとキム・アランはまだ同連盟側に韓国代表チーム練習合流の意向を伝えていない状態だ。一方、一部のファンらは27日、汝矣島やソウル駅などソウル中心部一帯で沈錫希の韓国代表チーム復帰反対デモを実施、3月2日にも鎮川選手村の前でデモを行う予定だ。一部のファンらは沈錫希と共に同連盟の甘い処分にも批判の声を上げている。 ソン・ウォンヒョン記者

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/02/28/2022022880001.html

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