韓国警察 大統領夫人の衣装代巡る疑惑捜査へ=市民団体告発受け

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫人、金正淑(キム・ジョンスク)氏の衣装の購入に青瓦台(大統領府)の特殊活動費が使われたとする疑惑を巡り、市民団体の告発を受けた警察が30日、捜査に乗り出した。  市民団体「庶民民生対策委員会」は25日、金氏が青瓦台の特殊活動費の担当者に高価な衣類やアクセサリーの購入を強要したことが疑われ、これが国庫の損失につながったとして、業務上横領と特定犯罪加重処罰法上の国庫損失などの容疑でソウル警察庁に告発状を提出した。  これに先立ち、一部のオンラインコミュニティーでは金氏の衣装代が特殊活動費でまかなわれたとする主張が出ていた。これは、市民団体の要請を受け入れ、特殊活動費の支出内訳のほか金氏の衣装などに関する儀典費用を公開するよう命じたソウル行政裁判所の判決を不服として青瓦台が控訴したことと相まって一層波紋を広げた。  ただ、文大統領の任期が終了する5月9日以前に判決が出る可能性は少なく、その前に費用に関する記録が最長30年間、非公開対象となる「大統領指定記録物」に指定されて公開が事実上不可能になるとの見方が出ている。  青瓦台は今月29日、「衣類購入目的で特殊活動費など国の予算を使用したことはない。私費で負担した」と疑惑を否定した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/03/30/2022033080092.html

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