韓国代表団が萩生田経済産業相と面会 日本の対韓輸出規制など協議
【東京聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が日本に派遣した「政策協議代表団」が25日、萩生田光一経済産業相と面会し、2019年に始まった日本の対韓輸出規制強化などについて協議した。 協議は約40分行われた。 代表団の団長を務める次期与党「国民の力」所属の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国会副議長は、面会後記者団に対し、「輸出規制問題など懸案があるが、新たなスタートラインから両国の互恵的な未来を切り開くため、問題を賢明に解決するために努力しようと(萩生田氏に)申し上げた」と説明した。 また「萩生田経済産業相もモメンタム(勢い)が重要との認識で一致し、実務ラインを通じて建設的な議論を継続していくことを確認した」と伝えた。 韓国大法院(最高裁)が強制徴用被害者への賠償を日本企業に命じたことを受け、日本政府は事実上の報復措置として19年7月に半導体などの製造に必要なフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジスト(感光材、フォトレジスト)の3品目の対韓輸出規制を強化した。 これを受け韓国政府は同年9月、対韓輸出規制強化を不当として世界貿易機関(WTO)に日本を提訴した。 経済産業省の出雲晃・韓国室長は面会後に開かれた記者会見で、日本政府のこれまでの立場を繰り返した。 出雲氏は面会の雰囲気について、双方が従来の立場に基づいて意見を交換したと伝えた。 また日本はWTOに提訴された状態では政策対話を開くことができないとの立場であるため、韓国が提訴を取り下げれば、政策対話に戻ると説明した。 韓国の環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を巡っては、具体的な言及がなかったと伝えた。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/04/25/2022042580247.html
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