SKグループ、現代自グループ抜き韓国財界2位に

 SKグループがサムスングループに続き韓国財界2位に浮上した。公正取引委員会が27日に発表した「2022年度公示対象企業集団(大企業集団)」という資料によると、SKグループの資産は昨年の239兆5000億ウォン(約24兆2550億円)から今年は291兆9000億ウォン(約29兆5620億円)に増えたとのことだ。半導体製造会社SKハイニックスの資産が20兆9000億ウォン(約2兆1180億円)増えた影響が大きかった。1位はサムスングループ(483兆9000億ウォン=約49兆円)、3位は現代自動車グループ(257兆8000億ウォン=約26兆1080億円)、4位はLG(167兆5000億ウォン=約16兆9770億円)、5位はロッテ(121兆5000億ウォン=約12兆3150億円)だった。上位5企業集団内で順位が入れ替わったのは2010年以降で初めてだ。

  17位の電線・金属関連企業グループLS(26兆2000億ウォン=約2兆6550億円)は具滋洪(ク・ジャホン)LSグループ初代会長=今年2月死去=のいとこ具滋殷(ク・ジャウン)会長が「同一人」に指定された。最上位会社LSの個人筆頭株主(3.63%)だ。同一人とは企業集団の「実質的支配力を行使する者」で、グループ総帥を意味する。電子商取引サイトを運営するcoupang(クーパン)のキム・ボムソク元取締役会議長は米国籍という点が考慮されて同一人に指定されておらず、クーパンは今年も「総帥のいない大企業集団」となっている。

  公正取引委員会は毎年資産5兆ウォン(約5070億円)以上の公示対象企業集団と資産10兆ウォン(約1兆140億円)以上の相互出資制限集団を発表している。今年の新規公示対象企業集団は、韓国最大の暗号資産取引所UPbit(アップビット)を運営するドゥナムのほか、 KRAFTON(クラフトン)、ボソン、KG、イルジン、OK金融グループ、シンヨン、農心など8集団が指定された。新規相互出資制限集団には中興建設、HMM、テヨン、OCI、ドゥナム、セア、韓国タイヤ、イーランドなどが指定された。ドゥナムは資産総額10兆8225億ウォン(約1兆980億円)と指定された。公正取引委員会は顧客預金金約5兆8120億ウォン(約5890億円)をドゥナムの資産とみなした。 キム・テジュン記者

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/04/28/2022042880009.html

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